サッカーの若手有力選手にとって海外移籍への第一歩となるリーグ

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日本サッカーのレベルの向上とともに、海外クラブで活躍する選手が増えてきています。もっとも、彼らのほとんどは最初から海外クラブでプレーできたわけではなく、最初のステップとして国内のプロリーグであるJリーグで一定の実績を残した上でそれが評価されて海外移籍を実現しているというのが実情です。そのため、Jリーグは日本のトップリーグであるとともに、海外クラブにステップアップするための登竜門であるということが出来るでしょう。

にJリーグで実績を残した上で海外リーグに飛躍した最初の若手選手は中田英寿選手でしょう。彼はベルマーレ平塚で活躍した上で、当時世界最高峰のリーグといわれていたイタリアのセリエAに所属するペルージャFCへと移籍したのです。中田選手のすごさは海外移籍を成し遂げただけではなく、リーグの強豪であるユベントス相手にゴールを決めるなどの好成績を残すことで、同じく強豪クラブであったローマへとさらにもう一段ステップアップしたことです。そこで彼は、イタリア代表のフランチェスコ・トッティやアルゼンチン代表のガブリエル・バティストュータなどとともにリーグ優勝であるスクデットを獲得することになります。

中田選手の後にも、セレッソ大阪からドイツのドルトムントを経て、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した香川選手や、FC東京からイタリアのチェゼーナを経て、同国のインテルへと移籍した長友選手など、Jリーグを起点に海外の強豪クラブの主力へと成長を遂げた若手プレーヤーは枚挙に暇がありません。今後も、この流れは続くはずですので、次に海外で活躍するのは誰かという目線でJリーグを楽しむのもよいかもしれません。